傾向と対策
ホルモン負荷試験を行う目的について出題されています。検査の概要を簡潔におさらいしておこう!
よくわかる解説
ホルモン負荷試験は、ホルモン分泌異常を生じていると推定される部位を特定するために実施される検査。
具体例
例えば無月経のケースでは、黄体刺激ホルモン(LH)や卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌を調べるために、上位ホルモンであるゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)を投与し、異常の起こっている箇所を特定する。この場合は下垂体、視床下部、卵巣のいずれかであることが予測される。
患者への説明事項
最長で180分後の採血を実施する程度で、検査に際して入院の必要なく、日帰り検査が可能である。
負荷試験の種類にもよるが、食事制限のない試験から12時間程度の絶飲食が必要なものまで様々で、前日の夕食までは摂取が可能であることが多い。