傾向と対策
気道熱傷に関連して、災害時の最優先治療群を覚えておこう!
よくわかる解説
気道熱傷は火災や爆発事故により、高温の煙、有毒ガス、水蒸気を吸入することにより生じる。
気道熱傷を放置しておくと、
気道粘膜の
浮腫が起こり窒息して生命にかかわる可能性がでてくるため、
トリアージにおける
最優先治療群(赤色)に該当する。
そのため、災害時には最も優先して治療を行う。
気道熱傷、気道閉塞、呼吸困難、意識障害、多発外傷、ショック、多量の外出血、内気胸、胸部開放創、腹腔内出血、腹膜炎、広範囲熱傷、クラッシュシンドローム、多発骨折など