白内障(はくないしょう)

白内障は、眼の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまう病態。

傾向と対策

白内障の①臨床症状②先天性白内障と関連のある疾患についても確認しておこう!

よくわかる解説

白内障の臨床症状

白内障は、水晶体の混濁により生じ、多くは加齢が原因で両側性であることが多い。症状は、霧視(物がぼやけて見える)、羞明(まぶしい)、複視、眼が疲れやすいなどである。視力が低下することはあるが、視野欠損は見られない。緑内障による眼圧亢進時とは違い眼痛は見られない。
治療は、点眼薬の投与や日帰り手術が一般的である。


手術後の看護のポイント

手術後の注意事項として、排便時の努責水晶体脱臼を招く可能性がある為、便秘予防に努める。
白内障術後は感染予防の為、点眼薬が非常に重要となる。


先天性白内障と関連のある疾患

妊娠期に風疹に感染すると、先天性風疹症候群と呼ばれる白内障難聴、心奇形などの症状を発症する恐れがある。


ちなみに、「糖尿病白内障に罹患する」と覚えている人がいますが、正確には「糖尿病網膜症に罹患する」です。

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