次の文を読み〔午前問題100〕、〔午前問題101〕、〔午前問題102〕の問いに答えよ。
60歳の男性。会社役員。10年前に
C型肝炎と診断され通院治療を続けている。1か月前の定期受診で
肝細胞癌を指摘され、
TAE〈
肝動脈塞栓療法〉を受けることとなった。
〔午前問題102〕
順調に経過し、明日退院予定となった。退院指導で適切なのはどれか。
1→
アルブミンが2.8g/dlであり低
アルブミン血症であるため、
浮腫や
腹水が発生するリスクがある。
早期発見のために、むくみの観察や体重測定についての指導を行うのは適切である。
2→
肝臓を庇護するためにも食後の運動は避けるべきであり、安静が必要である。
3→
鉄欠乏性貧血の場合は鉄分の摂取を促すが、そのような記述は特にないため必要はない。
4→一般的には1週間程度の入院により
TAEを施行し、退院後更に1週間の自宅療養を経て、社会復帰が可能になる。