1→牛乳は腸で溶けるようにつくられた薬の吸収に影響します。腸で溶ける薬は、
胃酸では影響を受けずに腸で溶けるように設計されています。牛乳などで
胃液が中性に傾いている際には、腸で溶けるためのコーティングが胃の中で溶けてしまい、効果が減弱されたりする可能性がある。
2→納豆を食べてはいけないのは
ワルファリン(
ワーファリン)服用患者。
納豆に多く含まれるビタミンKには、血液を固める作用があり、この作用が
ワルファリンとは反対の作用に働き、血液を固まりにくくする抗凝固剤の効果を弱めてしまい、血液凝固が起こりやすくなる為、
禁忌とされています。
3→ビタミンKを含む食べ物には、納豆の他にホウレンソウやブロッコリーなどの緑黄色野菜があります。ビタミンKには、血液を固める作用があります。この作用は、
ワルファリンとは反対の作用になるので、くすりの効果が弱くなってしまいます。
野菜もあまり多量に食べると問題になることがありますが、通常の量ではなかなか影響が出難いとの報告もある。
4→
グレープフルーツジュースに含まれる物質には、この代謝酵素を阻害する働きがあり、
高血圧や
狭心症の治療によく使われる
カルシウム拮抗薬と同時に摂取することで、薬の効きをよくしすぎてしまいます。