1→開頭術を受けた患者では、頭蓋内の
静脈還流を促し脳
浮腫を軽減するために、15〜30度程度上半身を挙上した
セミファウラー位にして術後も頭蓋内圧をコントロールする必要がある。
2→開頭術後は全身麻酔や長期臥床などの影響により便秘になりやすい。
便秘時の怒責は
頭蓋内圧亢進の原因となるため、緩
下剤による排便コントロールが重要になる。
ちなみに、
浣腸は
迷走神経反射により頭蓋内圧を亢進するため
禁忌である。
3→開頭術後は皮膚の常在菌などが頭蓋内に入り込み、
髄膜炎になる可能性がある。
頭痛や発熱、
髄膜刺激症状、
意識障害などに注意して看護を行う。