次の文を読み〔問題109〕、〔問題110〕、〔問題111〕の問いに答えよ。
Aちゃん(6歳、女児)は、重症の新生児仮死で出生した。
誤嚥性肺炎で入退院を繰り返しているため、今回の
入院で
経鼻経管栄養法を導入し、退院後は週1回の
訪問看護を利用することになった。現在は四肢と体幹の著しい運動障害があり、姿勢保持が困難で、移動および
移乗は
全介助である。声かけに笑顔はみられるが、指示に応じることはできない。
〔問題109〕
訪問看護師が行う母親への
経管栄養法の指導で適切なのはどれか。
1→
経鼻経管栄養法は、注入速度や濃度、注入食の温度によって比較的下痢になりやすい。注入前に毎回排便させる必要はない。
2→胃内容の逆流を予防するため、実施中および実施後30分は
ファーラー位とする。
3→カテーテルを固定するテープが毎日同じ場所だと皮膚障害を起こす可能性がある。毎日場所を変えて固定する必要がある。
4→栄養剤は医師が処方するものであり、小児用の経鼻カテーテルに流動食を流すと詰まる可能性がある。