Aさん(42歳、女性)は、3日前から微熱と強い全身倦怠感を自覚したため病院を受診したところ、
肝機能障害が認められ、急性
肝炎の診断で
入院した。1か月前に生の牡蠣(かき)を摂取している。Aさんはこれまで
肝臓に異常を指摘されたことはなく、家族で
肝臓疾患を罹患した者はいない。Aさんが罹患した
肝炎について正しいのはどれか。
1→生の牡蠣を摂取したとの情報があるため、
経口感染が主な原因の
A型肝炎が疑われる。
A型肝炎ウイルスが原因と考えられる。
2→
A型肝炎はまれに劇症化することがあるため注意が必要である。
3→
A型肝炎は適切な治療を施すことにより完治が可能なため、
慢性肝炎へ移行することはない。
4→
インターフェロン療法は
B型肝炎や
C型肝炎の治療に適応される治療法である。
A型肝炎の基本的な治療は対症療法と安静が基本である。