第104回国家試験 午後47
全血の検体を25℃の室内に放置すると低下するのはどれか。
正解!
不正解 答え 1
1→血液を室温保存した場合、
赤血球がエネルギー源として
グルコースを消費するため、血糖は低下する。
2→血液を室温保存した場合、血糖を消費する際に酸素が消費されて低酸素状態になると、乳酸系のエネルギー産生に切り替わるため、乳酸が産生されて上昇するとされている。
3→血液中の
リパーゼによって、
中性脂肪(
トリグリセリド)が分解され
遊離脂肪酸は上昇するとされている。
4→血液を常温保存した場合、血液中の
タンパク質分解酵素によって、
アルブミンなどの
血漿タンパク質が分解されてアンモニアが発生する。
赤血球からもアンモニアが遊離するため、アンモニア値は上昇する。