加齢による身体生理機能の変化とそれによって影響を受ける
薬物動態の組合せで正しいのはどれか。
1→
体内水分量の減少は、薬物吸収後の体内分布に影響し、水溶性薬物の
血中濃度が高くなりやすい。
薬物動態の過程の分布にあたる。
一方、代謝は肝代謝能の低下が影響する。
2→体内脂肪量の増加は、薬物吸収後の脂肪などの組織間の移動などの体内分布に影響する。
薬物動態の過程の分布にあたる。
一方、排泄は
糸球体濾過量(
GFR)の低下など腎機能の低下が影響する。
3→
血清アルブミンの減少は、
アルブミンと結合できず遊離型薬物濃度が増加し、体内分布に影響が出る。薬物効果が強く出てしまう可能性がある。
薬物動態の過程の分布にあたり、適切である。
4→
糸球体濾過量は(
GFR)の低下は、代謝後の薬物の排泄を低下させる。
薬物動態の過程の排泄にあたる。
吸収は
小腸表面積の減少などが影響する。