2→1日4~6回の
レスキューを使用していることから、
疼痛コントロールについて検討することが必要といえる。
無呼吸の症状から、これ以上の
オピオイドの増量は呼吸抑制をきたす可能性を高めるために難しい。
神経因性疼痛には、抗
けいれん薬や
抗うつ薬などの鎮痛補助薬が有効とされている。
ここでの鎮痛補助薬の使用の検討は適切である。
3→
モルヒネ注射薬は鎮痛効果は期待できても、呼吸抑制を増強させてしまう可能性があり、この時点での増量は適切ではない。
4→
フェンタニル貼付剤にも副作用として無呼吸があり適切ではない。また、即効性がないので現時点でみられる疼痛には適していないといえる。