レスキュー(れすきゅー)

癌などの耐え難い痛みに対し、疼痛をコントロールするためにオピオイド系鎮痛剤などを投与すること

傾向と対策

レスキューを行う際の注意ポイントをおさえておこう!

よくわかる解説

レスキュー

癌などの耐え難い痛みに対し、疼痛コントロールを目的としてオピオイド系鎮痛剤などを投与することを、臨時追加の意で「レスキュー」と呼んでいる。
レスキュー薬はあくまで臨時の緊急的な処置で、即効性はあるが、持続性に乏しい。
オピオイド系鎮痛薬には重篤な副作用もあるため、投与回数や量が増えることがリスク要因ともなる。


注意ポイント

自宅療養の際は、レスキュー薬を患者自身で管理、追加注入することができる。
その際に用いられるオピオイド系鎮痛薬は麻薬であり、投与量・投与間隔には医師の指示に従う必要があるので注意が必要である。他にもフェンタニルクエン酸舌下錠は皮膚から吸収されるので、患者本人以外は貼付面に触れないようにする必要がある。
なお、余ったレスキュー薬は、自宅保管では無く、医療機関に返却する必要がある(麻薬管理の観点から)。

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