抗コリン作用(こうこりんさよう)

抗コリン作用とは、アセチルコリンがアセチルコリン受容体に結合するのを阻害する作用のことである。

傾向と対策

抗コリン作用とは何か、どんな薬剤で起こりやすいかを押さえておこう。

よくわかる解説

抗コリン作用

例として、花粉症などのアレルギーの薬や酔い止めを飲んで、口が渇きやすいなどの症状が出ることがあります。これが抗コリン作用が関与している例です。
健常時は多少の副作用が出ても問題にならないことが多いのですが、前立腺肥大などで排尿障害のある方や緑内障、腸管閉塞や消化管運動の低下している人は悪化の可能性があるために注意が必要です。


症状と主な薬

症状:便秘、排尿障害、胃部不快感、嘔気・嘔吐、口渇など
主な薬剤:抗うつ薬、抗パーキンソン薬、気管支吸入薬など


注意事項

抗コリン作用とは、アセチルコリンアセチルコリン受容体に結合するのを阻害する作用のこと。
SSRIにも抗コリン作用は認めるも、三環系抗うつ剤に比べると頻度も症状も軽い。

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