もやもや病(もやもやびょう)

もやもや病は脳の血管に生じる病気です。

傾向と対策

もやもや病はどんな疾患か?①原因②遺伝傾向[/bを確認しておこう。

よくわかる解説

もやもや病とは

もやもや病ウィリス動脈輪閉塞症)は、内頚動脈終末部や脳内のウィリス動脈輪周辺に通常ではみられないような細かい血管がたくさん作られる疾患である。脳血管撮影を行うと、血管がモヤモヤとたちのぼる煙みたいに写ることで「もやもや病」と呼ばれます。
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原因

日本人に多発する原因不明の進行性脳血管閉塞症で、「難病の患者に対する医療等に関する法律」(平成26年法律第50号)に基づき難病に指定されている。


遺伝傾向

家庭内発症を10~20%に認め、男女比は1:2.5とされる。


好発年齢

好発年齢は二峰性分布を示し5~10歳を中心とする高い山と、30~40歳を中心とする低い山を認める。


症状

小児例は大脳虚血による意識障害や頭痛などの神経症状を初発とするものが多く、成人例では、頭蓋内出血が多く観察される。出血の多くは脳室内出血で、くも膜下出血脳内出血などもある。進行に伴い周辺の血管が細くなり脳の血流不足で脳虚血発作、または内頚動脈終末部への細くなった血管に血液を送ろうとするために血管が破裂し、出血を生じる疾患である。

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