紫斑（しはん）

紫斑には、主に血管炎などによる炎症性のもの(しこりや血疱や潰瘍を混じることが多い)と、血小板や凝固因子の異常などによる非炎症性のものがある。
急性リンパ性白血病の症状の一つとしても挙げられる。
小児に好発する全身性の小血管炎で、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病（IgA血管炎）では、一般的には下腿に赤紫色の隆起した発疹などが初発症状で、その後に下腿の紫斑、関節痛、腹痛、腎障害、尿蛋白、尿潜血などを起こす。