三環系抗うつ薬(さんかんけいこううつやく)

三環系抗うつ薬は、第一世代の抗うつ薬である。重症のうつ病に対する効果は優れているが副作用が強い。

傾向と対策

三環系抗うつ薬はどのような①効果があるのか、加えて②副作用や禁忌もチェックしておこう

よくわかる解説

三環系抗うつ薬は、神経伝達物質(ノルアドレナリンセロトニンなど)に関与する神経細胞受容体に作用し、神経細胞による再取り込みを阻害する働きをする。効果が現れるのに数週間かかるとされ、その間、思考力や集中力の低下をきたす。
三環系抗うつ薬の副作用には抗コリン作用が他の抗うつ薬と比べ強く出現する。そのため副作用として、口渇や便秘や排尿困難が起こる可能性がある。また、鎮静的な副作用が多いものに関しては過剰摂取により死に至る確率が高くなる。起立性低血圧やめまい、眠気などもあげられる。
急性隅角緑内障前立腺肥大症には禁忌
鎮痛効果もあることが確認されている。

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