胃食道逆流症(いしょくどうぎゃくりゅうしょう)

胃食道逆流症は、胃酸などが食道へ逆流する状態のこと

傾向と対策

胃食道逆流症の主な臨床症状と、治療方法について確認しておこう!余裕があればバレット食道についてもおさえておこう。

よくわかる解説

胃食道逆流症

胃食道逆流症とは、逆流性食道炎とも言われ、胃酸などの内容物が食道へ逆流し、胸やけや喉のつかえ、胸痛などの症状が出現する疾患で、高齢者に多い逆流性食道炎と、若年女性に多い非びらん性胃食道逆流症がある。
下部消化管括約筋の低下による逆流防止機構の異常によって生じることが多い。


治療方法

治療方法としては、胃酸を分泌させるポンプを特異的に阻害し、胃酸の分泌を抑制する作用があるプロトンポンプ阻害薬が第一選択の治療法である。


バレット食道

胃食道逆流症が長期的に続くことで食道下部の粘膜が、胃から連続して同じ円柱上皮に置き換えられている状態をバレット食道というが、80%が食道がんの発生に関係する腸上皮化生を含んでおり、食道がんのリスクが高くなる。

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