川崎病(かわさきびょう)

川崎病は主に乳幼児に発症する原因不明の急性熱性疾患の一種で、主症状として発熱や発疹、充血、苺舌などがあり、全身の動脈に炎症が起こる。

傾向と対策

川崎病は①原因不明であり②乳幼児に発症が見られる疾患であること、③冠動脈病変合併のリスクがあることなどを覚えておこう。また④薬剤投与時の副作用、起こり得る事を想定し家族への⑤ケア指導に繋げられるようにしよう。

よくわかる解説

川崎病は、主に4歳以下の乳幼児に発症する原因不明の急性熱性疾患である。
発熱や発疹、両側眼球結膜充血、苺舌、手足の腫脹や模様落屑、片側リンパ節腫脹などの症状を呈し、全身の動脈炎症が起こる。心筋梗塞を合併した場合には、血圧低下や不整脈などの症状を呈する。冠動脈病変を伴わない場合でも、その後に冠動脈病変を発症する可能性があるため、定期的な通院と心臓超音波検査が必要である。

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