静脈血採血(じょうみゃくけつさいけつ)

静脈血採血は採血の方法の一種で、静脈の採血時には21~22Gの注射針を用い、皮膚に対して10~30度の角度にて、採血をすることが一般的である。

傾向と対策

静脈血採血の正しい①手技や使用する道具についての基本的な注意点と、②針刺し事故防止のための手技について押さえておこう。

よくわかる解説

静脈血採血静脈から採血を実施することである。
静脈血採血に適した注射針は21〜22Gとされており、皮膚に対して10〜30度の角度にて静脈の走行に沿って針を刺入する。また、刺入角度を誤ると血管壁を傷つける原因となり、疼痛や皮下出血の原因となることもある。
駆血帯を巻いている時間帯は1分以内が適切であり、針を抜いた後は5分程度の圧迫止血が必要である。
採血を行う場合は針刺し防止のために針専用の廃棄容器を準備し、実施後すみやかに処理できるように手の届く範囲に設置する。抜針した採血針はリキャップせずそのまま廃棄する。採血実施者は必ず手袋を着用し針刺し事故の防止に務める。

輸液を行っている場合、輸液部の末梢側であれば採血は可能であるが、測定結果は少なからず輸液の影響を受けると考える。
例)左鎖骨下静脈から中心静脈栄養を実施している人の左上肢は輸液部の末梢側である為、採血は可能だが少なからず輸液の影響を受ける。

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