尿素窒素(にょうそちっそ)

尿素窒素(BUN)は、腎機能の指標となる血液生化学検査の項目。

傾向と対策

尿素窒素の①正常値を知り他データとも照らし合わせ②異常値に考えられる疾患をおさえよう

よくわかる解説

尿素窒素

尿素窒素BUN)は、血中の尿素に含まれる窒素分。
血中尿素窒素の正常値は20mg/dl以下である。(一般社団法人全国腎臓病協議会)


異常値に考えられる疾患

尿素は蛋白質の終末代謝産物であり、肝臓で合成され、通常は腎臓で濾過され尿中へ排泄されるが、腎機能が低下している場合は、濾過しきれなくなり血液中で高値となる。
クレアチニン値とともに腎機能、特に糸球体ろ過量の指標となり、腎機能が低下している場合は、尿素窒素が高値となる。
血清クレアチニンの正常値は、男性1.2mg/dl以下、女性1.0mg/dl以下(一般社団法人全国腎臓病協議会)

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