クレアチニン(くれあちにん)

クレアチニンは、腎機能の指標の一つ。血中に過剰に存在すると腎機能の低下が疑われる。

傾向と対策

血中のクレアチニンの①正常値は確実におさえておこう!またクレアチニンが上昇している患者への②治療や看護のポイントも合わせて確認しておこう!

よくわかる解説

クレアチニン

クレアチニンは筋肉で作られている老廃物の一種で、腎臓の糸球体から排泄されている。
本来尿中に排泄されるが、腎機能が低下すると血液中のクレアチニンが増加するため、腎機能の評価に使用される。


正常値

血清クレアチニンの正常値は、男性1.2mg/dl以下、女性1.0mg/dl以下(一般社団法人全国腎臓病協議会)
※筋肉量が異なるため、男女差が2割程度ある。
※8.0mg/dl以上となると透析導入が検討される。


治療や看護のポイント

血中のクレアチニン濃度の上昇は、尿素窒素の上昇と併せて、腎機能障害を表す。
クレアチニン値の上昇(尿素窒素の上昇)→腎機能低下→蛋白質の制限などを指導する。

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