前頭葉(ぜんとうよう)

前頭葉は、大脳の4つの葉のひとつ。

傾向と対策

前頭葉が障害された時に出現する症状を把握しておこう!

よくわかる解説

前頭葉は、大脳の4つの葉のひとつ。ちなみに4つの葉は、前頭葉・頭頂葉・側頭葉後頭葉の4つ。
前頭葉には、運動言語の中枢(ブローカ野)や随意運動の中枢があり、人格などの重要な働きを持つ。前頭葉が障害されると、行動や人格が変化する、記銘力(=新しい記憶を保持する力)の低下、自発性の欠如、社会的に適切なふるまいができなくなる、抑制の欠如などが見られるようになる。重度では、無動無言状態になることもある。
前頭側頭型認知症においては、前頭葉側頭葉を中心として脳の萎縮が進むとされている。

ブローカ野の障害

ブローカ野が侵されると、話すことがうまくできず、ぎこちない話し方になってしまう、運動性失語と呼ばれる症状が生じる。
なお、同じく言語中枢の領域として、左側頭葉には、ウェルニッケ野がある。ウェルニッケ野が侵されると、なめらかに話せるものの、言い間違いが多く、聞いて理解することも困難な感覚性失語という症状が生じる。
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