1→左
側臥位となっており、左上腕骨頭が圧迫されているため、上腕の神経叢麻痺が起こりやすい。
上腕神経叢は他にも、上腕の90度以上の
外転や、上肢の過
伸展でも起こりやすい。
2→
肋間神経は肋骨の裏から間を走行しており、肋骨に保護されているため、麻痺は起こらない。
3→
坐骨神経は、
仙骨から大腿骨頭の後ろを走行している。この
体位で圧迫を受けることはないため、麻痺は起こりにくい。
坐骨神経麻痺は、
股関節の過度の
伸展・
屈曲・
外転・
外旋によって引き起こされる場合がある。
4→
三叉神経は第V
脳神経であり、東部の内側から圧迫を受けることはあっても、この術位で圧迫されることはないので、麻痺も起こらない。
三叉神経麻痺は、脳血管障害や
腫瘍、外傷や手術で損傷や切断された場合などで起こりやすい。