1→
ガストリンは胃壁に存在するG細胞から分泌されるホルモンで、主に
胃酸の分泌を刺激する働きを持っています。尿量の調節には直接的な影響を与えません。
2→
カルシトニンは
甲状腺のC細胞から分泌されるホルモンで、血液中の
カルシウム濃度を低下させる作用がありますが、尿量を調節する役割はありません。
3→
グルカゴンは
膵臓のα細胞から分泌されるホルモンで、主に
血糖値を上昇させる作用を持っています。尿量の調節とは関連がありません。
4→
ソマトスタチンは
膵臓や消化管のD細胞から分泌されるホルモンで、他のホルモンの分泌を抑制する働きをしますが、尿量の調節には関与していません。
5→正解です。
バソプレシン、またの名を
抗利尿ホルモン(
ADH)とも言われ、
下垂体後葉から分泌されるホルモンです。腎臓の
集合管の細胞に作用して水の
再吸収を促進させ、体内の水分バランスの保持や尿量の調節に深く関わります。
バソプレシンの分泌が増えると尿量は減少し、分泌が減ると尿量は増加します。