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第108回看護師国家試験 午前8
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第108回看護師国家試験 午前8
第108回国家試験 午前8
母乳中に含まれている
免疫グロブリン
で最も多いのはどれか。
IgA
IgE
IgG
IgM
解答する
正解!
不正解
答え
1
1→母乳には
IgA
が豊富に含まれており、消化管から微生物が侵入するのを防御する役割を果たしている。
2→母乳には
IgE
は含まれていない。
IgE
は肥満細胞に付着しており、
ヒスタミン
の放出を促進している。
これが過剰に生産されると
アレルギー
疾患を引き起こす原因となる。
3→母乳には
IgG
は含まれていない。
IgG
は唯一胎盤を通過することが可能な
免疫グロブリン
である。
IgG
は妊娠中に母体から胎児へと移行して、出生後〜6ヶ月頃までは乳児を感染症から守っている。
児による
IgG
の産生が成人と同レベルに達するのは5〜6歳頃である。
4→母乳には
IgM
は含まれていない。
IgM
は新生児由来の
免疫グロブリン
であり、ABO式
血液型
の
抗体
や自然
抗体
の多くは
IgM
である。
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