1→
前頭葉は、随意運動の中枢、運動性
言語中枢(ブローカ中枢)、人格などのヒトとしての重要な働きに関係している。
前頭葉の障害により、行動や人格の変化、記銘力の低下や自発性の欠乏、社会的に不適切な振る舞い、抑制の著しい欠如などの症状がみられる。
2→
感覚性失語は、
大脳の聴覚野の知覚にある感覚性
言語中枢のウェルニッケ野が損傷することで起こる症状である。
3→
前頭葉の障害では、自発性の欠乏や意欲の低下がみられたり、運動の減退、開始の遅延などが起こったりする。重度では、無動無言状態になることもある。
4→平衡機能障害は、内耳や
小脳が障害されたときに起こり、運動失調、筋緊張の低下、企図振戦などがみられる。
5→左右識別障害は、頭頂葉の障害に伴う症状である。さまざまな
感覚障害や、身体各部の認識・左右の区別ができなくなるなどがみられる。
ゲルストマン症候群では失認の症状が複合的に現れ、手指失認、左右失認、失書、失算の4症状が併発するとされている。脳の角回、縁上回の病変といわれている。