1→過眠症とは、夜間十分な睡眠をとっていても、日中激しい眠りに襲われてしまう状態である。
薬物療法で治療するため、グループで話し合いなどを行う
集団精神療法が適しているとはいえない。
2→
躁状態になると、陽気に開放的になり、自信に満ち溢れる状態になる。さらに、他者の意見に耳を貸さなくなることもあるので、
集団精神療法が効果的であるとはいえない。治療は
薬物療法(気分安定剤:リチウムなど)である。
3→
集団精神療法とは、同じ疾患、同じ症状、同じ
依存症を持つ患者が数人のグループを作り、そこで自由に話をすることで、自分の疾患や悩み、性格、考え方などについての問題や悩みを共有し、理解者の存在を認識することで治療に意欲的になることを目指している。
今後、薬物に依存しないで生活していくために必要な知識やスキルを学習したり、共通の問題を抱える者同士が仲間と共に回復を目指す環境が重要であり、薬物
依存症に対する
集団精神療法は効果が期待できる。
4→小児自閉症とは
発達障害によって生じる病態である。症状は、①社会的
コミュニケーションおよび対人的相互反応の持続的な欠陥、②行動または興味、活動の限定された反復的な様式である。治療は
認知行動療法、認知発達治療や
薬物療法となる。小児自閉症は、他者との
コミュニケーションがうまくとれないことが問題となるため、
集団精神療法の効果はあまり期待できない。