Aさん(59歳、男性)は、妻と2人で暮らしている。
パーキンソン病で、ホーエン・
ヤールの重症度分類ステージⅢであり、
嚥下に困難がある。要介護2の認定を受けている。食事の見守りを行う妻への
訪問看護師による指導で適切なのはどれか。
1→
嚥下困難のある人にまとまりにくい形態のきざみ食は不適切である。
嚥下困難の場合の食事形態は、とろみ等の粘度やまとまりのある食材を用いて、適度な大きさにし、
嚥下しやすく
誤嚥しにくい食物形態が良い。
2→食事時間は、Aさんと妻の生活のライフスタイルに合わせて無理なく療養生活を送れるようにするようにして関わる必要がある為、時間を決める必要はない。
3→
嚥下障害がある方に関してテレビをつけて食事をする事で、意識がテレビに向いてしまい、食事に集中できず、
誤嚥するリスクが高まる可能性がある為、積極的に勧めないようにする。
4→
誤嚥のリスクのある人は、口腔内や
咽頭内に食物の残留があり、口腔内に食物が残る事で、
誤嚥の原因となる事がある為、飲み込んだことの確認は必要である。
よって、妻に対してAさんが飲食物が口腔内に入っているときは話しかけることは避け、食事時は飲み込んだことを確認するように伝える働きかけが必要である。