Aさんは、要介護2で在宅療養をしている。
仙骨部に2cm×3cmの
水疱を形成した。この1週間、臥床していることが多くなり、食事摂取量も減ってきている。
訪問看護師がAさんの家族に行う提案として適切なのはどれか。
1→臥床時間が長いAさんにとって、体圧分散マットの使用を検討することは適切である。
低栄養、
仙骨部の
水疱形成という情報から、
褥瘡形成のリスクが高く、体圧分散マットの使用は適切なプランと言える。
2→寝たきりでなく、泌尿器系に異常があるという情報もないため
膀胱留置カテーテルの留置の必要性はない。
離床を促す機会にもなるため、排泄介助を提案する方が望ましい。
3→要介護2は自力での
体位変換は可能である状態なので、現時点では必要はない。
褥瘡防止には2時間おきの
体位変換が望ましいとされているが、在宅で夜間にも2時間おきにしてもらうとなると負担が大きすぎる。
4→
褥瘡処置は医療行為により、
訪問介護では行うことができない。主治医に報告し指示のもと、
訪問看護が処置を行うべきである。