傾向と対策
①体位変換の目的と②ボディメカニクスを用いた体位変換の具体的な方法について、もう一度おさらいしておこう!
よくわかる解説
体位変換は褥瘡防止として望ましいとされている。
なお褥瘡予防には2時間おきの体位変換が望ましいが、在宅では介助者の大きな負担になるので、体圧分散マットの導入など別の方法も検討しながら柔軟に対応すべきである。
自力で体位変換ができない患者に対して、介助者、患者双方にとって安全で楽な方法で行うことが望ましい。
患者の重心を自身の重心に近づけた方が、最小限の労力で患者の体を動かすことができるなどのボディメカニクスの活用がある。
患者の基底面積が小さくなるほど、ベッドとの摩擦が小さくなり、体位変換がしやすくなる。