1→
慢性閉塞性肺疾患とは、タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の
炎症性疾患である。
気道内可分泌や、
気道狭窄などによって呼気が制限されるため、
肺胞内に残っている
残気量は増加する。
3→
肺コンプライアンスとは、肺の膨らみやすさの指標となるもので、一定の
気道内圧の上昇に伴う肺容量の増大の程度を示す値である。
肺コンプライアンスが上昇するとは、肺が
伸展しやすく(逆に言うと収縮しにくく)なっているということである。
慢性閉塞性肺疾患では肺の
肺胞壁が破壊されているために、弾性力低下が生じ
肺コンプライアンスは上昇する。