1→一般的に
胃癌では右季肋部の
疝痛ではなく、心窩部痛がみられる。
初期はほぼ無症状だが、進行すると上腹部痛(心窩部痛)や嘔吐などの症状が出現してくる。
2→
腸閉塞では、臍部を中心とした腹痛が間欠的もしくは持続的に始まり、その後腹部全体に及ぶ。
嘔気、嘔吐を伴う腹痛が特徴の疾患である。
3→
胆石症では、胆嚢が位置する右季肋部や心窩部に
疝痛発作が起こり、右肩から右背部にかけて放散痛が発生することもある。
疝痛発作は周期的に繰り返し、
胆石症や胃
痙攣などの疾患において特徴的な症状である。
4→
十二指腸潰瘍では、空腹時に見られる心窩部痛が特徴的な症状である。