傾向と対策
胃癌の①症状と②好発する転移部位について、覚えておこう!
よくわかる解説
胃の解剖
胃癌は、胃壁の内側の粘膜の細胞が何らかの原因でがん化することで発生する。
初期はほぼ無症状だが、進行すると上腹部痛(心窩部痛)や嘔吐などの症状が出現する。
胃癌は、深さが粘膜下層までにとどまっているのものを早期胃がん、粘膜下層より深くに達したものを進行胃がんといい、ステージⅠ~Ⅳ期に分類される。
好発する転移部位
・ウィルヒョウ転移は、胃癌から左鎖骨上窩リンパ節への転移のことである。
・クルッケンベルグ腫瘍は、胃癌の卵巣転移のこと。
・シュニッツラー転移は、胃癌のダグラス窩転移のこと。