Aさん(102歳、女性)は、重度の
廃用症候群のために5年前から発語が少なく体を動かすことができない。
誤嚥性肺炎で入退院を繰り返し、
終末期である。同居している家族は積極的な治療をしないことを希望し、自宅でAさんを看取ることを決めた。Aさんの家族への退院時の指導で最も適切なのはどれか。
1→24時間付き添うことは家族にとって心身ともに負担になり、適切ではない。
訪問看護や
訪問介護などの社会資源の情報を提供して、家族の負担軽減となるよう調整する。
2→積極的な治療をしないことを希望しており、尿量測定をする必要はない。
3→積極的な治療を希望していないため、救急車を呼んだ場合は
入院・治療となる可能性がある。
終末期の患者の変化について説明し、心構えをしてもらうことが必要である。
4→本人の希望を最大限叶えることが優先される。