交通事故によって
脊髄損傷で
入院した下肢に麻痺のある成人患者。
職場復帰に向けて、看護師が患者に説明する内容で適切なのはどれか。2つ選べ。
1→自己
導尿は必要に応じて職場でも行えるように支援するのが望ましい。
自宅だけにしてしまうと、尿失禁や
尿路感染症を招く原因となるため適切ではない。
2→トイレ動作に手間がかかるので飲水を制限してしまいがちであるが、
膀胱炎や
腎盂腎炎などの
尿路感染症を防ぐためにも十分な
水分量を摂取することが必要である。
3→職場復帰により長時間車椅子で仕事をすることが予測される場合は、
褥瘡予防のために体圧分散マットを使用する。
4→残業によらず適宜休憩は必要である。
長時間の負荷を避け、可能であれば車椅子から降りて長座位を取るなど下肢の末梢循環を促す対応が必要である。
5→職場の理解と適切な支援を得るためにも、自分の状態と復帰した際にはどのような支援が必要かについて職場の担当者に伝えることは重要である。