1→昏迷とは、意識は清明だが、患者からの言葉の表出や行動を停止し、無欲状態になった状態のことをいう。
2→問を見てみると、急な発熱、意識障害、筋固縮、発汗が見られているため、抗精神病薬の副作用である悪性症候群を発症した可能性が高い。
3→てんかん発作は、脳全般的または局所的に過剰な電気活動がおこり、反復性・発作性に生じる症状のことで、この状況からはてんかん発作が起こっているとは考えにくい。
4→アカシジアとは、腰から足にかけてむずむずする、そわそわして落ち着かない、じっとして横になっていられないなどの抗精神病薬の副作用のひとつであり、この患者の状況からは考えにくい。