昏迷(こんめい)

昏迷とは、意識は保たれていても刺激への反応がなくなり意思表出もなく無動状態、無欲状態になった状態のことで、意欲の障害をさす。

傾向と対策

意識障害、意識レベルの状態にはどんなものがありどう表現されるか、おさらいしておこう。また、きっかけや①原因となる疾患②状態なども把握しておこう。

よくわかる解説

昏迷は、意識障害のうちの一つ(昏睡、半昏睡昏迷、傾眠にわけられる)とされている。意識は保たれていても、感情や言語などの表出や行動などの自発行動が停止し、周囲からの刺激にも反応しない状態になることをさす。物理的な刺激を与えると反応があり、払い退けたりする。
極端な場合は、座ったまま、横になったままなどずっと同じ姿勢でいることもある。昏迷が解けたとき、その時のことをある程度認識していることもある。
昏迷では、強く呼び掛け続けると反応があることもあるが、どんなに呼び掛けても刺激を与えても反応しない状態となると昏睡とよばれる。
昏迷状態では食事摂取量低下や行動低下の状態にあるため、便秘を招きやすい。
統合失調症により発症するものから、急激な精神的なショックを受けたときなどに起こる(解離性昏迷)ものもある。

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