推算糸球体濾過量(すいさんしきゅうたいろかりょう)

推算糸球体濾過量は、糸球体濾過値(GFR:腎臓での老廃物濾過能力)を計算により簡易的に算出した濾過量のこと。

傾向と対策

推算糸球体濾過量(eGFR)の①意味②正常値を学習しておこう!

よくわかる解説

推算糸球体濾過量eGFR)の意味

糸球体濾過値GFR)は、腎臓の糸球体が1分間にどれくらいの血液を濾過し、尿をつくれるかを表す指標である。
糸球体から直接原尿を採取することはできないので、真のGFR値を求めることは困難で日常検査には適さない為、近い値として量を評価する目的で、血清クレアチニン値と年齢、性別から、簡便にGFRを求める計算式として、推算糸球体濾過量(eGFR)が日本腎臓学会から提唱された。
(estimated=推定)
※GFRとeGFRは別物であることに注意。


正常値

推算糸球体濾過量(eGFR):60~90mL/分/1.73㎡の範囲を概ね正常とし、eGFRが60を下回ると、腎機能は低下していると考える。

高値だと腎機能に問題はなく、低値だと腎機能の低下を示す。
※GFRとeGFRは別物であることに注意。

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