ノンストレステスト(のんすとれすてすと)

ノンストレステスト(NST)とは、胎児の健康状態を評価する検査である。

傾向と対策

NSTの判定項目より、実施方法や妊婦の体位などが問われていますので、注意事項を確認しておきましょう。

よくわかる解説

注意事項

子宮収縮などのストレスがない状態(セミファーラー位側臥位など)で分娩監視装置を用いて測定する。仰臥位は避ける※。
母体の体表に測定器を2本取り付け(胎児心拍計と陣痛計)、児の胎動と心拍をモニタリングする。
児が寝ていると確認ができないので、NSTは通常40〜60分程度を必要とする長い検査なので妊婦には事前に排尿を済ませてもらってから検査を開始する。


仰臥位を避ける理由

仰臥位低血圧症候群を予防するため。
長時間の仰臥位は、増大した子宮によって下大静脈が圧迫され、静脈血の還流が阻害されることで、妊婦の心拍出量が低下し血圧の下降をおこす。特に妊娠後期では注意が必要である。


NSTの判定項目

①胎児基準心拍数が110~150回/分
胎動は10分間に2回以上
胎動後に心拍数が上昇するアクセレレーションが出現する。
など児の健康状態を確認するために行われる。

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