ヘモグロビンA1c(へもぐろびんえーわんしー)

HbA1cは、1〜2ヶ月前からの平均血糖値をあらわす指標で、糖尿病の診断の際に使用される。

傾向と対策

HbA1c(グリコヘモグロビン)は①何の評価指標なのか、②診断基準値と併せて覚えよう!

よくわかる解説

何の評価指標

HbA1cは、赤血球中のヘモグロビンとブドウ糖とが結合し糖化したもので、血糖値が高い状態が続くと増加する。
結合したヘモグロビンとブドウ糖は容易に離れない為、短期的に数値が変動することはなく、過去1〜2ヶ月の血糖値が反映される。(赤血球の寿命が120日程度の為)
HbA1cの基準値は、4.6%から6.2%程度で、6.0以上で糖尿病を疑い、6.5%以上で糖尿病が強く疑われると判断される。


糖尿病の診断基準

(1)随時血糖値200mg/dl以上(任意の時間の血糖値
(2)空腹時血糖126mg/dl以上
(3)75g糖負荷試験で2時間値200mg/dl以上
(4)HbA1c6.5%以上
(1)~(4)のいずれかで「糖尿病型」と判断する。初回検査で糖尿病と診断されなければ、別の日に2回目の検査を行う。

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