傾向と対策
卵巣癌の①好発年齢と②症状、③特徴をチェックしておこう
よくわかる解説
卵巣癌は、20歳前後から70歳まで幅広い年齢層でみられるが、特に40~50歳代の発症が多いと言われている。
初期の
卵巣癌では無症状であることが多く、早期発見が困難とされている。そのため、症状が出てきた時には進行していることが少なくない。
症状としては、
腹部膨満感、腹痛、
食欲不振、
頻尿、体重減少などがみられる。
進行すると、腹膜播種性
転移が生じやすくなり、大網、後腹膜
リンパ節、大腸、
小腸、
横隔膜、脾臓などに
転移することがある。
基本的に手術療法と
化学療法を組み合わせて治療が行われる。
卵巣癌の9割は上皮性の癌で、続いて胚細胞性が多く、他にも性索間質性の
腫瘍もある。