低カルシウム血症(ていかるしうむけっしょう)

低カルシウム血症は、血液中のカルシウムが欠乏している状態をいう

傾向と対策

低カルシウム血症の基準値が国試で問われた事はいまのところ無い。低カルシウム血症を引き起こしうる原因疾患をしっかりとおさえておこう!

よくわかる解説

原因疾患

低カルシウム血症は、慢性腎不全などの腎機能の低下で起こる。
腎臓はビタミンDを活性化し、腸管でのカルシウムの吸収を促している(カルシウム代謝)。腎不全ではこのカルシウム代謝機能が障害され、腸管からのカルシウム吸収が不足する結果、低カルシウム血症となる。


低カルシウム血症

低カルシウム血症とは、血漿タンパク濃度が正常範囲内にある場合に血清カルシウム濃度が8.8mg/dL(2.20mmol/L)未満、または血清イオン化カルシウム濃度が4.7mg/dL(1.17mmol/L)未満の状態のことである。

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