緊急措置入院(きんきゅうそちにゅういん)

入院が必要な精神障害者にとる入院形態のひとつ。

傾向と対策

緊急措置入院と措置入院との①違い②対象者③5つの入院形態について確認しておこう!

よくわかる解説

措置入院との違い

緊急措置入院とは、自傷他害のおそれがある精神障害者また疑いがあり急速を有する者を精神保健指定医1名が診察結果した結果、本人の同意を得られなくても72時間に限り入院させることである。

急を要する場合や夜間などで通常の措置入院の手続きがとれないとき(2名以上の精神保健指定医の診察)を省略し入院させることができる。


対象者

日本精神科救急学会ガイドラインによる、自他を傷つける行為
1)自傷行為
致死性の高い自殺企図
致死性が高いとはいえない自殺企図
自殺の意思表示行動
自殺の言語的意思表示
2)他害行為(未遂を含む)
身体的損傷を伴う対人暴力
前記以外の対人暴力
器物破損
その他の触法行為相当の他害行為
触法行為以外の他害行為・迷惑行為


5つの入院形態

精神障害者の入院形態としては、任意入院医療保護入院、応急入院、措置入院の5つがある。

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