クレアチンキナーゼ(くれあちんきなーぜ)

クレアチニンキナーゼとは、筋肉や脳の細胞に含まれる酵素の一つ。心筋梗塞や筋炎など、細胞破壊が進むような疾患で高値となる。

傾向と対策

クレアチニンキナーゼが上昇する疾患は、多岐にわたります。①正常値②異常値を示す様々な背景の疾患を、きちんとおさえておこう!

よくわかる解説

クレアチニンキナーゼ

クレアチニンキナーゼとは、骨格筋心筋平滑筋などの筋肉や、脳の細胞に含まれている酵素の一つで、心筋骨格筋が障害を受けると上昇する指標である。
このため、心筋梗塞やクラッシュ症候群など、筋細胞の破壊が進むような疾患で高値となり、重症度の判定にも用いられる。
ちなみに、筋肉をよく使う重労働作業者や激しい運動後でも高くなる傾向にあります。


正常値

クレアチンキナーゼ(CK)(CPK)基準値
男性:60~250 IU/L程度。
女性:50~170 IU/L 程度。

急性心筋梗塞の際には、500~2,000以上の値になる。


異常値を示す様々な背景の疾患

CK(クレアチンキナーゼ)は、心筋梗塞発症後2~4時間で上昇し始め、18~24時間でピークに達する。併せて、GOTAST)やトロポニンTなどの逸脱酵素の値が上昇する。

クレアチニンキナーゼが高値の場合、尿が褐色に変化しミオグロビン尿と呼ばれる状態となると、肉眼でも状況が確認できる場合がある。

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