1→術後しばらくは絶食となるため、血糖のコントロールが難しい。また手術の侵襲により、術後は血糖値が特に不安定になりやすい。
低血糖は死に直結する問題を引き起こすだけでなく、高血糖でも、創部の治癒の妨げとなったり感染を起こしやすくなることが分かっているため、血糖は細かく観察する必要がある。
2→この場合、
ドレーンの排液の糖濃度は重要な情報ではない。
3→
糖尿病患者は特に創部感染を起こしやすいことが分かっており、早期発見・予防に努める。
4→術後2〜3日までは、腸蠕動は低下しやすい。正常な過程の範囲内である。
5→排ガスの有無だけでなく、画像所見などから消化管内の
縫合不全の有無を確認する。その後、水分や流動食などから慎重に開始していく。