Aさん(86歳、男性)は自宅で療養しており、84歳の妻が介護している。Aさんは寝たきりで、尿失禁のためオムツを使用している。Aさんの排尿量が多く、何度も布団を汚して困ると妻から相談があった。Aさんの妻の介護負担を考慮した
訪問看護師の対応で適切なのはどれか。
1→水分制限を行うことで、別の疾患を引き起こすリスクがある(
脱水、
脳梗塞、
心筋梗塞など)。介護負担軽減目的での水分制限は推奨されない。
2→挿入にともなう患者の疼痛や、
カテーテル挿入による感染のリスクも無視できない。
排尿困難などの問題が無い限り、推奨されない。
3→Aさんは寝たきりであり、ポータブルトイレへの
移乗はかなりの負担となることが予想される。問題からは、本人の尿意の訴えも不確かであり、現実的な介入とは言えない。
4→尿取りパットによっては、かなり多くの吸水が可能な製品もある。尿取りパットは、おむつの内側に併用することが可能であり、排尿量の多い場合には推奨される。