1→小児セットでは針が細く溶血を起こしてしまう。通常
輸血専用のセットがあるため、それを用いる。
2→
輸血と患者の血液との適合性を調べる交差試験の結果は、払い出しの際には
臨床検査技師によるチェック、到着して使用する前には医師と看護師でチェック、使用直前にも看護師同士でチェックするなど、厳重に繰り返しチェックする。
3→
輸血開始直後の
アレルギーチェックは、五分は患者の側を離れずに行う必要がある。急ぎでなければ、初めはゆっくり滴下するのが安全である。また
アレルギー反応は15分以内に特に起こりやすいため、開始15分程度は特に注意が必要である。
4→
輸血後移植片対宿主病発症は
輸血から1〜2週間後に発熱や発疹、
肝機能障害や下痢、
日和見感染症などがおこるもの。
輸血血液中に含まれる
リンパ球の増殖により受血者の全身組織が攻撃・破壊される疾患である。この予防のために、あらかじめ
輸血には放射線が照射されている。