75歳の女性。
パーキンソン病と診断され、
レボドパ〈
L-dopa〉と
抗コリン薬とが投与されている。最近、尿意はあるが尿が出にくく、気が付くと尿が漏れているという。対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
1→
パーキンソン病による神経障害が原因で排尿障害が起こる。
残尿量は
超音波検査によって調べることが可能であるため、排尿後にどの程度残尿量があるのかを調べる必要がある。
2→
パーキンソン病による排尿障害であるため、排尿誘導には効果が期待できない。
機能性失禁や
切迫性尿失禁の場合は排尿誘導が効果的である。
3→
骨盤底筋運動が有効であるのは
腹圧性尿失禁である。
パーキンソン病による排尿障害に
骨盤底筋運動を指導しても効果は期待できない。
4→
抗コリン薬には副作用に排尿障害や
尿閉があるため、服薬状況を確認する必要があると考えられる。
5→
パーキンソン病による排尿障害が原因と考えられるため、水分摂取を増やしても効果は期待できない。