第111回看護師国家試験 午前84

1→呼吸筋の筋力低下や胸郭の可動域制限により1回換気量は減少する。

2→筋力低下による筋収縮作用の低下により、循環血液量は減少する。

3→安静臥床によってエネルギー消費量が減少するため、基礎代謝も低下する。

4→廃用症候群とは、活動が低下したり長期にわたって過度な安静にすることなどにより、身体機能の低下や気分の落ち込みなど精神神経系にも悪影響をもたらす症状のことをいう。
活動が低下して骨に刺激が与えられなくなると骨吸収が進むと考える。

5→不動による便秘で消化管が膨満する。これが迷走神経を介して満腹中枢を刺激し、食欲が低下する。