傾向と対策
①1回換気量が減少する疾患について、②1回換気量に関係なく吸入酸素濃度を調節できる器具について、おさらいしておこう!
よくわかる解説
1回換気量とは、普通に呼吸している際の1回あたりの換気量のことである。単位はmLで、成人の安静時における一回換気量は「理想体重×6mL/kg」が目安である。
肺気腫では、肺の過膨張のために残気量が増大し、1回換気量は減少する。
ちなみに、1回換気量が増加する代表的な疾患は過換気症候群(過呼吸)である。
1回換気量に関係なく吸入酸素濃度を調節できる器具はベンチュリーマスクである。
ベンチュリーマスクは、ダイリューターと呼ばれる酸素濃度調整器具によって24〜50%に吸入酸素濃度を調整することができる。
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